企画展 | 期間 :平成28年7月2日(土)~平成28年9月25日(日) |
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男女共学化の時代 ―戦後京都の公立高・女子高・男子高― |
開催概要 |
会期 | 平成28年7月2日(土)~平成28年9月25日(日) |
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休館日 | 毎週水曜日(祝日の場合は翌平日)・12月28日~1月4日 |
会場 | 第1会場:1階 第2展示室 , 第2会場:3階 第3展示室 |
開館時間 | 午前9時~午後5時(入館は閉館時間の30分前まで) |
入場料 | 大人200円 小・中・高生100円 (20人以上の団体は,大人160円 小・中・高生80円) ※上記の入館料で常設展示と企画展示をご覧いただけます。 ★★市内の小・中学生は土・日曜日入館無料★★ |
フォークダンス (京都市立高校,1962(昭和37)年) |
中等教育の男女共学化は,第二次大戦後,GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の意向が強く反映された教育改革によってなされました。この改革は,GHQの下部組織である地方軍政部の指導のもとに各地域で実施され,地方軍政部の管理が厳格だった京都の公立高等学校では,1948(昭和23)年10月に地域制(小学区制)・総合制と同時に実施,徹底されました。 |
ゆえに,京都では公立高の男女共学が「あたりまえ」だと思われています。しかし,他の地域では,戦後に公立の女子高・男子高が誕生したところがあり,そのうちいくつかは,現在でも男女別学のままです。京都の公立高で男女共学化が実施・徹底できた要因は,いくつかあります。その一つに,京都には戦前から私立の中等教育学校が多く,戦後それらの学校が女子高・男子高になり,男女別学のニーズに応えたことがあります。 |
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本展では,昭和50(1975)年頃までを対象に,京都市内の公立高において男女共学化が実施され,受け止められてきた頃の写真や学校新聞,教科書などを,女子高・男子高の資料も含めて展示することで,京都における男女共学化の時代を描き出します。 |
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『男女共修 家庭一般 資料』 (1970年代,京都教育大学家庭科教育井上えり子研究室蔵) |
展示作品例 |
◆◇◆今回の展示では写真や学校新聞,教科書など100点以上をご紹介します◆◇◆ |
戦中生れ世代が高校生になった頃の青春の一コマ 1955(昭和30)年 京都市立高校 |
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仮装行列「学生に関する十二音」 1954(昭和29)年 京都市内私立女子高校 |
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『洛星新聞』創刊号 1952(昭和27)年 洛星中学校 |
『西京学園新聞』創刊号 1948(昭和23)年 西京高校 |
初めてのマキノスキー場 1950(昭和25)40年 京都府立高校 |
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広報物・展示リストのダウンロード |
◆◇◆リンクを右クリックして『対象をファイルに保存』を選択し,ダウンロードしてご覧ください◆◇◆ | ||
企画展関連講演会 (★申込方法はこちら★) |
男女共学は,戦前教育を画する戦後教育の象徴のひとつとして期待と関心の的でした。しかし,現実には男女別学へのニーズも高く,とくに女子にとっては共学か別学かの選択は大きな意味をもっていました。講演では,戦前の女学校の校風と文化についてみていきながら,女子の教育をめぐる共学と別学の意味について考えたいとおもいます。
日 時 |
平成28年9月4日(日) 午後2時~3時30分(受付は午後1時30分から) | |
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講師 | 稲垣 恭子(京都大学大学院教育学研究科教授・京都市社会教育委員) |
関連講演会② 「『高校三原則』の実像」
いわゆる「高校三原則」とは,地域制(小学区制)・総合制・男女共学制のことです。これらの取り組みは,往々にして一体のものとして語られ,1960年代からは京都が全国随一の実践先進地として位置づけられてきました。しかし,これら三つの「原則」は,それぞれ別の歴史的展開をみせています。この講演会では,京都市・乙訓地域で,三つの「原則」が具体的にどのように変遷してきたのかをお話しいたします。
日 時 |
平成28年9月24日(土) 午前10時~11時30分(受付は午前9時30分から) | |
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講師 | 和崎 光太郎(京都市学校歴史博物館 学芸員) |
◆◇各企画展関連講演会 申込方法◇◆
定 員 | 申込先着順 | |
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費 用 | 聴講無料(当日観覧券200円が必要,各種割引が適用できます) | |
場 所 | 学校歴史博物館 | |
申 込 |
以下により学校歴史博物館へお申込みください ●TEL:075-344-1305(午前9時~午後5時まで。水曜休館) ●FAX:075-344-1327 ●ハガキ:〒600-8044 京都市下京区御幸町通仏光寺下る橘町437 京都市学校歴史博物館 宛 ●Email:[email protected] ※イベント名,代表者氏名,連絡先電話番号,参加人数(申込方法に合わせて住所・FAX番号・メールアドレス)を明記して下さい ※おかけ間違いのないようご注意ください ※ハガキ,FAX,Emailへの受信確認の返信は行っておりませんのでご了承ください |