尚徳中学校新聞　創刊号
京都市立尚徳中学校報道班発行　昭和23（1948）年7月17日

　「新教育」とは、狭義には子ども自身の行動や生活、関心、そして気持ちを重視した教育の取組のことを言い、日本では大正期、さらには戦後以降に追究が本格化した、注目すべき教育実践と捉えられます。そして実は京都市は、この新教育の歴史においても、重要な位置を占める場所であり、その結果京都市では、新教育に関する多様な実践の数々が、数多くの教師たちの手で蓄積されていくことになりました。しかしこうした京都市の教育史の大切な一面は、これまでにも、十分に調査・研究が進められてきたとは、決して言えないのが現状です。この企画展は、そんな注目すべき教育実践の歴史と、その歴史をめぐる教師たちのドラマ、つまり「京都市における新教育の軌跡」を辿る展覧会です。
　なお、本展覧会では、第29回NIE全国大会京都大会の開催を記念して、京都のNIEの歴史に関連する史料や、NIEと新教育の関連を示す注目すべき史料などを展示するコーナーも設置します。

◆◇◆貴重な展示史料の数々、その一部をご紹介します◆◇◆

京都市小学校校長会記録　第一集　
明治33（1900）年～明治45（1912）年

ザルツマンの言葉　京都市豊園尋常小学校
掛軸　北垣国道揮毫　明治43（1910）年

本校教育要覧　京都市明倫尋常小学校
蘆田松太郎編　京都市明倫尋常小学校発行
昭和7（1932）年

我校及校下　京都市修道尋常小学校
眞下瀧吉編　京都市修道尋常小学校発行
大正2（1913）年

チラシ（PDF:3.21MB）

B3ポスター（PDF:4.44MB）